セミナー・研修

🧠働く人の「こころの健康」を守る、新しいセルフケアのかたち

~セルフケアカード研修に参加して~

2025年5月27日、私は「セルフケアカード」を活用したメンタルヘルス研修に参加しました。
この研修では、働く人自身が自分の心の状態に気づき、ストレスと上手に付き合うための具体的な方法が紹介されました。

◆ セルフケアとは?

セルフケアとは、「自分自身の心と身体をいたわり、健康を保つための行動」を指します。
特に職場においては、メンタルヘルス不調の予防・改善を目的とした日常的な心のメンテナンスが求められています。

◆ ストレスとコーピングの理解

現代の働く環境では、テレワークや人間関係、業務過多など、さまざまなストレス要因が存在します。
本研修では、これらに対処するための2つのアプローチを学びました。

① 情動フォーカス・コーピング

感情や気分に焦点を当て、リラックスや気分転換によってストレス反応を和らげる方法です。

② 問題フォーカス・コーピング

ストレスの原因そのものに働きかけ、行動や認知を変えることでストレスを軽減する方法です。

◆ セルフケアカードとは?

この研修の中心となったのが「セルフケアカード」です。
このカードは、感情表現や**ストレス対処(コーピング)**の言葉を80枚に体系化したツールです。

  • 自分の今の感情に気づく
  • ストレスに対してどのような行動を取っているかを見直す
  • 他者との対話やグループワークで新しい対処法に気づく

このように、カードを使ったワークを通じて「自分の状態に気づく力」や「レジリエンス(回復力)」を育てていくことができます。

◆ 医療・福祉業界にこそ必要なセルフケア

看護・介護・医療職の方々は、他者をケアする立場であるがゆえに、自分自身のケアが後回しになりがちです。
しかし、ケアする人こそ、まずは「自分を大切にする力」が必要です。

セルフケアカードは、現場にそのまま持ち込める実践ツールです。
職場でのグループワークやストレスチェック後のフォローアップ研修にも最適です。

◆ 最後に

本研修を通じて、「気づく→表現する→対処する」という心のセルフマネジメント力の大切さを再確認しました。
ひらおか社会保険労務士事務所では、こうしたメンタルヘルス対策の導入支援・研修講師も承っております。

働く人の“心の健康”を支える仕組みづくり、一緒に考えてみませんか?
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