労務管理

【7月10日提出期限】算定基礎届の最終チェック5項目とよくあるQ&A|ひらおか社会保険労務士事務所

7月10日の算定基礎届提出期限が迫ってきました。
この時期は「うっかりミスがないか不安」「正しく出せているか心配」というご相談が非常に多く寄せられます。

算定基礎届は提出後に訂正が必要になると、余計な事務負担や保険料の誤徴収トラブルの原因となることも。
そこで今回は、社労士の視点で、最後にチェックしておきたい5つのポイントをわかりやすく解説します。
この記事をもとに、提出前の最終確認をぜひ行ってみてください。

✅ チェックポイント1:被保険者情報の最新化

氏名変更や扶養家族の異動、資格取得・喪失など、4月〜6月に変更があった従業員の情報は正しく反映されていますか?
とくに退職者や新規加入者の抜け漏れには要注意です。

✅ チェックポイント2:支払基礎日数の確認

支払基礎日数のカウントは意外と間違いやすいポイントです。
パートやアルバイトの「17日未満」の除外要件の適用なども含め、ルールに沿った計算になっているか今一度確認しましょう。

✅ チェックポイント3:賃金台帳との突合

算定基礎届に記載する報酬額が賃金台帳の数値と一致しているかどうかを必ず突き合わせてください。
特に役員報酬や歩合給など、月によって変動する報酬の漏れに注意が必要です。

✅ チェックポイント4:対象外者の除外

退職している人や資格喪失者など、届け出の対象外者を含めていないか必ず確認しましょう。
誤って含めると訂正届が必要になり、二度手間になります。

✅ チェックポイント5:提出方法・控えの保管

電子申請の場合も紙提出の場合も、添付書類や控えの保管は必ず行いましょう。
後から「出した・出していない」のトラブルにならないよう、控えの確保は大切です。

よくあるご質問(Q&A)

Q. 4月に入社した人も算定基礎届を出す必要がありますか?
→ 原則として、4月1日以降に資格を取得した方は算定基礎届の対象外ですが、
給与変動が大きい場合は7月以降に月額変更届の提出が必要になることがあります。

Q. 固定残業代は含めますか?
→ はい、固定残業代も含めた総支給額で報酬月額を算定してください。

まとめ

算定基礎届はちょっとしたミスが大きなトラブルの原因になる大事な書類です。
今回ご紹介した5つのチェックポイントを提出前に確認いただき、安心して提出を完了してください。

もし、
「自社だけでは最終確認が不安」
「時間が足りない」
という方は、当事務所でサポートも可能です。
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