2025/08/29 コラム
1.テレワークを検討するタイミング
テレワークとは、情報通信技術(ICT)を活用して、オフィスや特定の場所に出勤せずに、自宅やカフェ、コワーキングスペースなどで働く柔軟な働き方のことです。
近年は「人材の定着・採用力の向上」「ワークライフバランス推進」「災害・感染症への対応」などを目的に導入を検討する企業が増えています。
2.テレワークの形態
テレワークは大きく3つの形態に区分されます。
- ①在宅勤務
オフィスに出勤せず、自宅を就業場所とする働き方。 - ②サテライトオフィス勤務
自宅近くや通勤途中のサテライトオフィス(シェアオフィス・コワーキングスペースを含む)を就業場所とする働き方。 - ③モバイルワーク
就業場所を自由に選択する働き方。
例:カフェ、出張先のホテル、移動中の車内や新幹線など。
3.テレワークに適した業務・業種
テレワークに適しているのは「場所に縛られない業務」です。
- 適した業務の例
データ入力、資料作成、企画立案、営業(外回り中心の場合)など。 - 導入率の高い業種
情報通信業、不動産業、金融・保険業など。
一方で、医療・介護・保育・物流・製造など「現場に人が必要な業種」は導入が難しい面もあります。ただし、バックオフィス部門や一部業務であればテレワーク化は可能です。
4.テレワークの効果と課題
- 効果
・通勤時間削減による生産性向上
・ワークライフバランス改善
・多様な人材の活躍促進 - 課題
・労働時間管理が難しい
・長時間労働や孤立感のリスク
・情報セキュリティ対策が必須
導入にあたっては、就業規則の整備や労務管理体制の準備も欠かせません。
5.【事例紹介】中小企業におけるテレワーク導入
ある大阪のIT企業では、子育て世代の従業員の離職が課題でした。そこで週2日の在宅勤務を導入したところ、以下の成果が得られました。
- 通勤時間がなくなり、従業員の満足度が向上
- オフィスコストの削減(出社日を減らしフロア縮小)
- 採用面でも「柔軟な働き方ができる会社」として評価が高まり、人材確保がスムーズに
一方で、導入初期は「業務の進捗が見えにくい」という声もありました。そのため、オンライン会議やタスク管理ツールを導入し、透明性を確保することで課題を解消しています。
まとめ
テレワークは万能ではありませんが、適切に導入すれば 「人材の定着」「採用力の強化」「生産性の向上」 に大きく寄与します。
まずは一部業務から試験的に導入し、自社に合ったルールを整えていくことが成功のポイントです。
参考|総務省『令和6年通信利用動向調査』
参考|厚生労働省・総務省『テレワーク総合ポータルサイト』
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