扶養認定の対象かどうかを判断する際に重要となる「年齢要件(19歳以上23歳未満)」は、どの時点の年齢で判定するのか、迷うことが多いポイントです。
判定時点
年齢要件(19歳以上23歳未満)は、扶養認定日が属する年の12月31日時点の年齢で判定します。
つまり、その年の年末時点での年齢を基準に「19歳以上23歳未満」に該当するかを判断します。
具体例
事例①:N年10月に19歳の誕生日を迎える場合
- N年(19歳の誕生日を迎える年)
→ 年末時点で「19歳」となるため、N年の年間収入要件は 150万円未満 で判定されます。 - N-1年(18歳の誕生日を迎える年)
→ 年末時点ではまだ「18歳」であるため、収入要件は 130万円未満。 - N年からN+3年(19歳~22歳の誕生日を迎える年)
→ 年末時点で「19歳~22歳」に該当するため、収入要件は 150万円未満。 - N+4年(23歳の誕生日を迎える年)以降~60歳まで
→ 年末時点で「23歳以上」となるため、収入要件は 130万円未満に戻ります。
実務上の注意点
- 年齢は 誕生日の前日に加算される点に注意が必要です(民法の期間規定を準用)。
例:誕生日が1月1日の方は、12月31日に年齢が加算されます。 - 認定の基準年を誤解すると、収入要件の見誤りにつながるため、認定日の属する年の12月31日時点の年齢を必ず確認しましょう。
根拠法令・参考情報
引用|日本年金機構『年金Q&A(19歳以上23歳未満の被扶養者にかかる認定)』
👉 日本年金機構公式サイトはこちら
✅ まとめ
扶養認定の年齢要件は、その年の12月31日時点の年齢で判定されます。
19歳~22歳の間は収入要件が「150万円未満」となるため、この期間は特に注意が必要です。
ご相談ください
扶養認定の年齢や収入要件について不安がある方は、お気軽にご相談ください。専門家として丁寧にサポートいたします。