こんにちは。ひらおか社会保険労務士事務所です。
事業主や労務担当者にとって、従業員の健康保険に関する情報は欠かせません。特に全国健康保険協会、いわゆる「協会けんぽ」は、中小企業の多くが加入している公的医療保険制度です。今回は、協会けんぽがまとめているパンフレットを基に、概要や実務に役立つポイントを解説します 。
協会けんぽの事業内容
パンフレットでは、以下の4つの視点で協会けんぽの役割が整理されています。
- 協会けんぽの概要
・全国の支部を通じて保険者業務を実施
・加入者数は3,000万人規模(従業員とその家族) - 運営体制
・全国に支部を設置し、地域に密着した運営を行う
・理事長、理事会、評議員会などの組織体制を整備 - 事業展開
・保険料収入を基に医療給付を実施
・健康診断や生活習慣病予防事業も展開 - これからの取組
・医療費適正化への取り組み
・健康づくりの推進(特定健診・特定保健指導)
・DXによる効率化や利便性向上
実務での活用事例
事例1:健康診断の助成制度を活用
製造業のA社では、協会けんぽの「生活習慣病予防健診」の助成制度を利用し、従業員の定期健診を実施。通常より安価に受診でき、健康リスクの早期発見につながりました。
事例2:休業時の所得補償
Bさん(従業員)は病気で1か月休業しましたが、協会けんぽから傷病手当金が支給され、生活の不安を軽減することができました。会社としても従業員への説明にパンフレットを活用し、安心感を与えることができました。
まとめ
- 協会けんぽは中小企業の従業員にとって主要な医療保険制度
- 健康診断の助成や各種給付など、実務に直結する制度が多数
- パンフレットを利用すれば従業員への説明資料としても有効
参考情報(ダウンロード)
協会けんぽ公式サイトでは、わかりやすいパンフレットや広報資材を公開しています。
👉 協会けんぽ『広報資材集(パンフレット)』
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