設備費用などを国が支援する制度をわかりやすく解説
(ひらおか社会保険労務士事務所)
2026年3月、
独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)は、
障害者雇用助成金に関する説明動画を更新しました。
この助成金は、
- 障害者を雇用する企業の負担を軽減
- 障害者が働きやすい職場環境を整備
- 雇用継続を支援
することを目的とした制度です。
しかし実際には、
制度を知らない企業が非常に多い
のが現状です。
今回は、経営者向けに
- 障害者雇用助成金とは
- 主な助成金の種類
- 実務で活用できるケース
- 実際の企業事例
をわかりやすく解説します。
障害者雇用助成金とは
障害者雇用助成金は、
企業が
- 障害者の雇入れ
- 雇用継続
- 職場環境整備
を行う際に
国が費用の一部を助成する制度
です。
正式名称は
障害者雇用納付金関係助成金
と呼ばれます。
主な助成金の種類
代表的なものを紹介します。
① 障害者作業施設設置等助成金
障害者が働きやすいように
職場環境を整備する場合に支給されます。
例えば
- スロープ設置
- トイレ改修
- 作業設備の改善
などです。
② 障害者福祉施設設置等助成金
企業内に
- 休憩室
- 相談室
- 福祉施設
などを整備する場合に支給されます。
③ 障害者介助等助成金
障害者が働く際に
- 手話通訳
- 介助者
- 職場支援員
などが必要な場合に活用できます。
実務でよくある活用ケース
障害者雇用というと、
「大企業の話」
と思われがちですが、
実は
中小企業でも活用できる制度
です。
例えば次のようなケースです。
【事例】設備費用を助成金でカバー
ある製造業の会社では
車椅子の従業員を採用しました。
しかし
工場内には
- 段差
- 狭い通路
がありました。
そこで
会社は
- スロープ設置
- 作業台の高さ変更
を実施しました。
設備費用
約120万円
かかりましたが、
助成金により
約3分の2が補助
されました。
結果として
- 従業員が安全に働ける
- 離職防止
- 職場環境改善
につながりました。
経営者が知っておくべきポイント
障害者雇用助成金は
申請タイミングが重要
です。
注意点は次の通りです。
① 原則「事前申請」
工事や設備導入の
前に申請が必要
です。
後から申請しても
対象外になるケースが多い
です。
② 雇用前に相談が重要
助成金は
雇用前に
- ハローワーク
- 支援機構
- 社会保険労務士
へ相談するのが理想です。
③ 障害者雇用率にも関係
企業には
法定雇用率
があります。
2024年以降
2.5%
となっています。
対象企業は
障害者雇用を進める必要があります。
まとめ
障害者雇用助成金は
企業にとって
- 人材確保
- 職場改善
- 社会貢献
につながる制度です。
しかし
制度を知らないことで
活用できていない企業が多い
のが実情です。
障害者雇用を検討する際には
助成金も含めた計画
を立てることが重要です。
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