前年度より0.1%下がります
2026年3月12日、官報にて
令和8年度の雇用保険料率が公布されました。
厚生労働省の発表によると、
令和8年度は前年度より0.1%引き下げとなります。
給与計算や労務管理に影響するため、
経営者の方は必ず確認しておきましょう。
令和8年度の雇用保険料率
適用期間
令和8年4月1日 ~ 令和9年3月31日
一般の事業
13.5 / 1000(1.35%)
内訳
・労働者負担
5 / 1000(0.5%)
・事業主負担
8.5 / 1000(0.85%)
農林水産業
15.5 / 1000(1.55%)
内訳
・労働者負担
6 / 1000(0.6%)
・事業主負担
9.5 / 1000(0.95%)
建設業
16.5 / 1000(1.65%)
内訳
・労働者負担
6 / 1000(0.6%)
・事業主負担
10.5 / 1000(1.05%)
なぜ雇用保険料率が下がるのか
雇用保険料率は、
雇用保険財政の状況によって毎年見直されます。
近年は
・雇用情勢の回復
・雇用保険財政の改善
などを背景に、
段階的に保険料率が引き下げられています。
経営者が注意すべき実務ポイント
雇用保険料率の変更に伴い、
次の実務対応が必要になります。
①給与計算システムの変更
2026年4月給与から
新しい保険料率を適用
給与ソフトの設定変更を忘れないようにしましょう。
②給与明細の控除額の変更
労働者負担が変わるため
・給与控除額
・会社負担額
が変わります。
③年度更新との混同に注意
雇用保険料率の変更は
4月
ですが、
労働保険年度更新は
7月
です。
混同しないよう注意しましょう。
【事例】よくある給与計算ミス
事例①
飲食店(従業員15名)
保険料率変更を忘れて
旧料率で給与計算
結果
労働保険年度更新で
差額調整が必要に
事例②
建設会社
給与ソフトの設定が自動更新されず
雇用保険料を過徴収
結果
従業員から指摘され
修正対応
実務アドバイス(社労士の視点)
保険料率変更のタイミングは
給与計算ミスが発生しやすい時期
です。
特に
・給与ソフト設定
・手計算給与
・アルバイト給与
では注意が必要です。
また
・雇用保険加入漏れ
・資格取得届の未提出
なども、この機会に確認することをおすすめします。
まとめ
令和8年度の雇用保険料率は
前年度より0.1%引き下げ
となりました。
企業の実務では
・給与計算の設定変更
・控除額の確認
・従業員への説明
などが必要になります。
年度替わりは
労務管理の変更が多い時期ですので、
一度自社の手続きを確認してみましょう。
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ひらおか社会保険労務士事務所