こんにちは。ひらおか社会保険労務士事務所です。
近年、テレワークは業種を問わず導入が進んでいますが、実際に運用してみると「制度設計が難しい」「労務管理はどうする?」といった課題に直面する企業も少なくありません。
今回は、そうした企業をサポートする 「テレワーク相談センター」 についてご紹介します。
テレワーク相談センターとは?
厚生労働省が設置している相談窓口で、以下のようなサポートを受けることができます。
- 電話やメールでの相談対応(無料)
テレワーク導入や運用に関する労務管理・人事制度・情報セキュリティの疑問点を相談可能。 - オンラインコンサルティング(5回まで無料)
専門家(社労士・ITコンサル等)が、貴社の状況に応じたアドバイスをオンラインで実施。 - 最新情報の提供
テレワークに関する制度改正、補助金情報なども入手可能。
👉 詳細はこちら
千葉労働局|テレワーク相談センター
実務に役立つ活用例
事例①:就業規則の見直し
ある中小企業では、テレワーク勤務を導入したものの「勤務時間の管理方法」が不明確でトラブルに発展。
→ 相談センターを通じて、就業規則にテレワーク勤務規程を追記し、勤怠管理システムを導入することで解決しました。
事例②:セキュリティ体制の不安
在宅勤務中の情報漏えいリスクを懸念していた企業。
→ 専門家のコンサルティングにより、VPN接続やアクセス権限の制御を整備し、安心してテレワークを運用できるようになりました。
社労士の視点から
テレワークは柔軟な働き方を可能にしますが、労務管理の観点からは「労働時間管理」「人事評価」「安全衛生配慮」など、制度設計を怠るとトラブルに発展する可能性があります。
特に、
- 時間外労働の把握
- 在宅勤務者の健康管理(長時間労働・孤立防止)
- 公平な評価制度の構築
といった点は、事前にルールを整えておくことが重要です。
まとめ
「テレワークを導入したいが不安がある」「導入したけれど運用に課題がある」という企業は、ぜひ テレワーク相談センター を活用してみてください。
無料で専門家のサポートを受けられるため、中小企業にとって心強い制度です。
当事務所でも、就業規則の整備や労務管理体制の構築についてサポート可能です。お気軽にご相談ください。
✅ 初回相談は無料です。お気軽にお問い合わせください。