こんにちは。ひらおか社会保険労務士事務所です。
今回は、大阪労働局が発行している 「雇用保険事務手続きの手引き(育児休業等給付・雇用継続給付編)」 についてご紹介します。事業主や人事労務担当者が知っておくべき、育児休業給付や介護休業給付、高年齢雇用継続給付の実務的な手続きをわかりやすくまとめたものです。
手引きに掲載されている内容
手引きでは、以下のテーマが体系的に整理されています。
- ハローワークからのお願い
書類提出の期限、記入漏れ防止、添付書類の正確性確保など。 - 雇用継続給付の手続き
- 高年齢雇用継続給付
- 介護休業給付
- 育児休業等給付の手続き
受給要件、申請時期、提出書類(育児休業給付金支給申請書、賃金証明書等)の記載例つき。 - 各種届出書類の記入例とQ&A
実務で迷いやすい箇所をフォロー。
👉 詳細は大阪労働局の公式ページでも確認できます。
大阪労働局|雇用保険事務手続きの手引き
実務での活用事例
事例①:育児休業給付の申請ミス防止
ある企業で、育児休業給付の申請時に「賃金月額証明書」の記入漏れがあり、給付金支給が1か月遅延。
→ 手引きの記載例を参考にして申請フローを見直したことで、以後はスムーズに支給されるようになりました。
事例②:高年齢雇用継続給付の活用
60歳を迎えた従業員に対し、賃金が一定割合下がったため「高年齢雇用継続給付」を申請。
→ 事業主が正しく手続きを行い、従業員の生活の安定とモチベーション維持につながりました。
事例③:介護休業給付の申請対応
親の介護で休業した従業員がいたケース。申請要件の確認や提出期限を手引きでチェックすることで、適切な給付が行われました。
社労士の視点から
- 提出期限の管理 が重要(遅れると不支給リスクあり)
- 記入例・Q&Aの活用 により、事務担当者の属人化を防止
- 給付金を受けられるかどうかの要件確認 は、従業員説明の際にも役立つ
まとめ
育児休業等給付や雇用継続給付は、従業員にとって大切なセーフティネットです。
しかし、書類不備や期限遅れがあると、せっかくの制度が活用できないこともあります。
大阪労働局の手引きを活用しながら、確実に事務手続きを進めることが重要です。
当事務所でも、給付金の申請サポートや就業規則との整合性確認などをお手伝いしています。お気軽にご相談ください。
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