労務管理

【従業員用説明資料】仕事がスムーズに進む「報・連・相」

― ミス・トラブルを防ぎ、チーム力を高める基本行動 ―
(ひらおか社会保険労務士事務所)


はじめに(経営者の皆さまへ)

「なぜ、もっと早く言ってくれなかったのか」
現場でよく聞かれる言葉ではないでしょうか。

  • 小さなミスが報告されず、大きなトラブルに発展
  • 情報共有不足で、二度手間・やり直しが発生
  • 部下が“怒られたくない”と思い、相談をためらう

こうした問題の多くは、報・連・相(報告・連絡・相談)の不足やズレが原因です。

今回ご紹介する【従業員用説明資料】
「仕事がスムーズに進む『報・連・相』」は、
従業員が「なぜ必要なのか」「どうやればよいのか」を理解できる内容として整理された資料です

1.「報・連・相」とは何か?

報:報告

👉 指示・命令に対する進捗や結果を伝えること

連:連絡

👉 事実や決定事項を関係者に共有すること

相:相談

👉 疑問や課題について、判断を仰ぐ・助言を求めること

単なるマナーではなく、
組織で仕事を進めるための必須スキルです。


2.報連相の目的は「管理」ではなく「仕事を円滑にすること」

説明資料では、報連相の目的を次のように整理しています。

  • 進捗状況の把握
    → 方向性のズレを早期修正できる
  • 業務効率化
    → 優先順位が明確になり、ムダが減る
  • トラブル回避・早期解決
    → 小さなミスを大きくしない
  • 信頼関係の構築
    → 上司・同僚からの評価につながる
  • チーム力の向上
    → 属人化を防ぎ、助け合える職場に

👉 報連相は「怒られないため」ではなく、
自分とチームを守る行動です。


3.現場で多い「よくない報連相」

❌ NG例(資料より)

  • 上司が聞くまで報告しない
  • 良い情報だけを伝え、悪い情報を隠す
  • 「たぶん大丈夫」「~らしい」と曖昧な表現
  • トラブルを事後報告する

これらは、
判断ミス・顧客トラブル・損失拡大につながるおそれがあります。


4.仕事がうまく回る「報連相の実践ポイント」

① タイミングと手段を使い分ける

  • 🔴 緊急時
    → まず口頭で即相談
  • 🟡 通常時
    → チャット・メールで連絡
  • 🔵 複雑・相談が必要
    → 「10分お時間いただけますか」と面談設定

② 正確に伝える(事実ベース)

  • 数値・日数・影響範囲を明確に
  • 情報源をはっきりさせる

③ 代替案・解決策をセットで伝える

❌ NG
「トラブルがありました。どうすればいいですか?」

⭕ OK
「A案とB案があります。私はA案がよいと考えますが、いかがでしょうか?」

👉 判断の材料を提供する姿勢が重要です。


④ 事実と意見を区別する

  • 「事実」+「私の意見ですが…」と分けて伝える
  • 曖昧な推測を事実のように伝えない

5.【事例】報連相が改善し、現場が変わったケース

事例①:納期トラブルを未然に防げたケース

製造業A社

  • 配送遅延の可能性を早期に報告
  • 在庫倉庫からの代替出荷を即判断
    → 顧客への影響ゼロで対応完了

事例②:若手社員のミスが減少したケース

IT企業B社

  • 「悪い報告ほど早く」を上司が明言
  • 相談しやすい雰囲気づくりを実施
    → ミスの早期発見が増え、大きな障害が激減

事例③:チーム内の不満が減ったケース

サービス業C社

  • 情報共有ルールを統一
  • 報連相のタイミングを明文化
    → 「聞いていない」「知らなかった」が解消

6.経営者が押さえるべき実務ポイント

✅ 報連相は「個人任せ」にしない
✅ NG例・OK例を具体的に示す
✅ 管理職が「相談されやすい態度」を示す
✅ 説明資料を使い、共通認識を作る

👉 報連相の質は、職場の質に直結します。


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  • 従業員向けの説明資料を整えたい
  • 報連相不足によるトラブルを減らしたい
  • 管理職・若手教育に悩んでいる

このようなお悩みがありましたら、
ぜひ一度ご相談ください。

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