労務管理

【2026年法改正対応】えるぼし認定とは?人材採用に差がつく女性活躍推進制度を社労士がわかりやすく解説 /ひらおか社会保険労務士事務所

「求人を出しても応募が来ない…」
「若手人材の採用が難しくなってきた…」

このようなお悩みを抱える企業は年々増えています。

採用競争が激化する今、「給与」や「休日数」だけでは選ばれない時代になりました。

そこで注目されているのが**「えるぼし認定」**です。

えるぼし認定は、「女性が活躍できる企業」として厚生労働大臣から認定を受ける制度であり、企業イメージの向上だけでなく、採用力・定着率・企業価値の向上にもつながります。

さらに、2026年4月・10月には制度が大きく見直され、女性の健康支援やハラスメント対策が新たな評価項目として追加されました。

今回は、経営者の皆様に向けて、えるぼし認定の概要やメリット、法改正のポイントをわかりやすく解説します。


えるぼし認定とは?

えるぼし認定とは、女性活躍推進法に基づき、女性が能力を十分に発揮できる職場づくりに積極的に取り組む企業を厚生労働大臣が認定する制度です。

認定企業は、認定マークを

  • ホームページ
  • 名刺
  • パンフレット
  • 求人票
  • 採用サイト

などへ掲載できます。

求職者に対して、

「働きやすい会社」

という信頼を示せる大きな強みになります。


なぜ今、えるぼし認定が注目されているのか?

少子高齢化により、人材確保は企業経営の最重要課題になっています。

求職者、とくに若い世代は

  • 働きやすさ
  • 育児との両立
  • キャリア形成
  • ダイバーシティへの取り組み

を重視しています。

つまり、

「制度が整っている会社」が選ばれる時代

なのです。


認定には3段階+プラチナ認定

えるぼし認定は、

  • ★1段階
  • ★2段階
  • ★3段階

の3段階に分かれています。

さらに、高い水準を満たす企業は

プラチナえるぼし認定

を取得できます。


評価される5つのポイント

認定では次の5項目が評価されます。

① 採用

男女を問わず公平な採用が行われているか

② 継続就業

女性が長く働き続けられているか

③ 働き方

長時間労働が改善されているか

④ 女性管理職比率

女性管理職の登用が進んでいるか

⑤ 多様なキャリアコース

正社員転換や再雇用など、多様な働き方が用意されているか


【2026年法改正】ここが変わる!

2026年から制度がさらに強化されました。

① えるぼしプラス認定が新設(2026年4月)

女性の健康支援に積極的な企業を対象に

えるぼしプラス認定

が新設されました。

例えば

  • 女性特有の健康課題への配慮
  • 健康支援制度
  • 社内研修
  • 相談窓口

などが評価対象になります。


② ハラスメント対策の公表義務(2026年10月)

プラチナえるぼし認定では、

求職者やインターンなどに対する

セクシュアルハラスメント防止措置

を公表することが必須になります。

つまり、

従業員だけではなく、

応募者への配慮

まで企業姿勢として評価される時代になります。


えるぼし認定を取得するメリット

① 採用力アップ

求人票に認定マークがあるだけで

「安心して働けそう」

という印象を与えます。

特に女性応募者には大きな安心材料になります。


② 離職率の低下

認定取得を目指す過程で

  • 長時間労働の改善
  • 評価制度の見直し
  • キャリア形成

が進むため、

職場環境そのものが改善されます。


③ 企業イメージ向上

取引先や金融機関からも

「人を大切にする会社」

として評価されやすくなります。


④ 公共調達で評価される場合も

国や自治体の公共調達では、

えるぼし認定企業が加点対象になるケースがあります。


⑤ 金融面でのメリット

日本政策金融公庫の制度融資で優遇される場合があります。


実際の事例

建設会社A社(従業員40名)

これまで女性事務員しか採用していませんでした。

そこで

  • 女性技術職を積極採用
  • 育児休業制度を整備
  • 管理職候補育成
  • 残業時間削減

を実施。

採用サイトにも女性社員のインタビューを掲載した結果、

翌年度には女性応募者数が前年の約2倍となり、若手社員の採用にもつながりました。

認定取得そのものが目的ではなく、「働きやすい職場づくり」を進めたことが採用成果につながった好例です。


社労士からのアドバイス

えるぼし認定は、大企業だけの制度ではありません。

中小企業でも、

  • 就業規則の整備
  • 女性活躍推進行動計画の策定
  • 労働時間の見直し
  • 人事評価制度の改善
  • 育児・介護制度の整備

を着実に進めることで取得を目指せます。

特に現在は、

「人が採れない」

という経営課題を抱える企業ほど、

認定取得を採用戦略・ブランディング戦略として活用する価値があります。


まとめ

2026年の法改正により、えるぼし認定は単なる女性活躍の制度ではなく、

健康経営・ハラスメント対策・企業価値向上

まで含めた総合的な評価制度へ進化しました。

これからの時代は、

「求人広告にお金をかける」だけではなく、

選ばれる会社づくり

がますます重要になります。

えるぼし認定をきっかけに、自社の働きやすさを見直してみてはいかがでしょうか。


お問い合わせ

えるぼし認定の取得支援、女性活躍推進法への対応、一般事業主行動計画の策定、就業規則の見直しなどは、専門的な知識が必要です。

ひらおか社会保険労務士事務所では、

  • えるぼし認定取得支援
  • 女性活躍推進法対応
  • 就業規則の作成・改定
  • 労務管理のご相談
  • 助成金の活用支援

まで、企業の実情に合わせてサポートしております。

労務管理・社会保険手続き・助成金・就業規則などでお困りの方は、ひらおか社会保険労務士事務所までお気軽にご相談ください。

無料お問い合わせはこちら

👉 https://smile-office-sr.com/inquiry/?utm_source=chatgpt.com